早速、3月メニューの食材について生徒さんよりご質問を頂きました

「スペルト小麦とレンズ豆って何でしょうか？」

確かに日本では両方ともなじみのない食材ですよね・・・


まずは見た目です↓

赤いお皿にあるのがスペルト小麦
水色と黄色のお皿にがレンズ豆


スペルト小麦は現在広く利用されている小麦の原種にあたる古代穀物。
イタリア語ではスペルト小麦をFarro(ファッロ)と言います。

9000年以上前からヨーロッパで栽培されていたそうです。
人工的な品種改良が殆ど行われていない上、非常に生命力が強いので無農薬栽培にも適した穀物。

そして、スペルト小麦はGI値が低い食品。
ミネラルとビタミンが豊富で、低インシュリンダイエット食材としても人気です。
胚芽やふすまが除去されてないので食物繊維が多く、美容効果も抜群の食材とされています。
また、ナッツのような香ばしさとプチプチした食感も魅力です。


そして、レンズ豆は日本では扁豆（ひらまめ）と呼ばれているレンズの形をした平べったい豆、イタリア語ではLenticchie(レンティッキエ)と言います。

実は光学用途で使われる「レンズ」の語源は、このレンズ豆であり、当初作成された凸レンズがレンズ豆の形に似ていたことからこの名前が付いたそうです。まさにマメ知識ですね（笑）

レンズ豆の栄養価は非常に高く、美しい肌を作ってくれて疲労回復に効果があるとされるビタミンＢ１・ビタミンＢ２・ビタミンＢ６と、代謝を活発にしてくれるナイアシン、貧血に効果的な鉄分、抗酸化作用のあるビタミンＥが含まれています。

他にも女性に大切な葉酸、便秘予防に必要な食物繊維、そして免疫力アップが期待できるレシチンや植物性のタンパク質も豊富に含まれています。